第106回全国高校野球選手権大会は第13日の21日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で準決勝があり、神村学園（鹿児島）は1―2で関東一（東東京）に敗れ、初の決勝進出はならなかった。
今大会屈指の左打者として注目を浴びた正林輝大（しょうばやし・こうだい）選手（3年）は試合後、プロ志望届を提出する意向を明らかにした。正林選手の主なコメントは次の通り。
神村学園・正林輝大選手
＜四回は自身の中前打が先制につながった＞
何としてでも自分が塁に出て、試合を動かしたかった。
＜七回の右翼守備の失策で打者走者が三塁に進み、相手の勝ち越し点につながった＞
素手で打球を捕りにいき、そのまま後ろにそらしてしまいました。
＜今大会の序盤は苦しんだ＞
なかなかヒットが出なくてうまくいかなかったのですが、自分の調子が悪い時にどうやってチームを盛り上げていくかを学べた大会になりました。
＜先頭で打席に立った九回は二ゴロだったが、一塁へのヘッドスライディングに気持ちがこもっていた＞
もう、セーフになりたかったので……。最後の1年間は死に物狂いでやってきました。試合が終わった時は、これまでやってきたきつい練習がまず頭に浮かびました。
＜甲子園はどのような場所だったか＞
最初は夢の場所でしたが、徐々に日本一を目指す場所に変わっていきました。この3年間で、技術的にも精神的にも成長できたと思います。
＜今後の進路は＞
プロ志望届を出します。（プロ）一本で考えています。チームに必要とされるような選手になっていきたいです。
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