パリオリンピックの総合馬術団体で銅メダルを獲得した名古屋出身の大岩義明選手(48)に、「初老ジャパン」の由来や、競技の醍醐味などについて聞きました。

 馬術団体では史上初の銅メダルを獲得した日本代表ですが、大岩選手(48)や、岐阜県本巣市出身の戸本一真選手(41)などチーム4人の平均年齢は41.5歳で、自ら「初老ジャパン」と名乗っています。

 大岩選手に8月16日、命名の由来について聞くと、パリオリンピック前の合宿でご飯を食べている時に、「チーム名がないよね」という話になったのが発端だといいます。

 そこで監督が「初老じゃないか」と突然提案し、その後決まったということです。

 ほかには「昭和」といった案も出ていたということですが、今いちピンとこないという理由で却下されたことも明かされました。

 そして、年齢を重ねることへの“不安や焦りはない”とした上で、「自分が挑戦しないで、納得しないまま終わるほうが怖かった。ここまで続けられたのは、『自分は出来るだろう』と信じていたから」と話しました。

 また、表彰式で話題となった馬のための記念品『銅メダルリボン』について、大岩選手は「厩舎にかけてあげたりしたい」と考えているということです。

 そして「馬も、“人を信用していないと”怖かったら跳ばない。もともと臆病なところがあるので、信頼関係が築けて初めて成り立つスポーツです」と、馬との意思疎通がカギで、それが醍醐味だと話しました。

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