パリオリンピック金メダリストの日下尚選手らパリオリンピックで活躍した選手が愛したさぬきうどん店が高松市にあります。強さの秘訣、「うどんパワー」に迫ります。
(中村香月記者)
「パリオリンピックで活躍した選手が愛したといううどん店です。午前11時のオープン時点で、ずらりとお客さんが並んでいます」
創業19年、高松市前田東町の「あづまうどん」。パリオリンピックの影響でオープン前から並ぶ人が増えたといいます。その理由は…。
パリオリンピックのレスリングで金メダルを獲得した高松市出身の日下尚選手。強さの秘訣を「うどんパワー」と語り話題になりましたが、その日下選手が小さい頃から訪れていた店なのです。
(あづまうどん 藤井大剛さん)
「ぴっくりが先。驚いて声が出ない。『ああ』みたいな。あれが本当にびっくりした時の人間の反応かと」
(あづまうどん 藤井和恵さん)
「まさか金メダルを取ると思っていなかったので、本当にうれしい」
日下選手が口にしたうどんを味わおうと、店は連日、多くの人でにぎわっています。日下選手の大好物がこちらの肉ぶっかけ。一度に4玉食べるといいます。
(あづまうどん 藤井和恵さん)
「4玉はものすごく大きい器だがペロリ。うどんが好き。とにかくうどんをたくさん食べている」気になるその味は…。
(中村香月記者)
「日下選手が食べていたという肉ぶっかけをいただます。甘く味付けされた肉とツルツルのうどんがあって非常においしいです。これは力が湧いてきます」
(あづまうどん 藤井大剛さん)
「(日下選手に)メダルを取ったら、一生無料にすると話しをしていたので、ここで食べる限りはたらふく食べさせてあげようと思う」
訪れた人たちも、豪快にうどんをすすり、そのパワーを感じ取っていました。
(うどんを食べた人)
「(うどんパワーを)感じる。力をもらった感じがする」
「出汁と肉のうまみと麺のコシがあってめちゃくちゃおいしい。(日下選手も肉ぶっかけを食べると)ニュースで見てなおさら好きになった。やっぱり讃岐の人はうどんパワー。DNAに仕組まれている」
「冷たくておいしい」
「おいしいのを食べると金メダルが取れるのだなと思った。(金メダル取れそうですか?)ロス五輪を目指そうと思う」
そして、あづまうどんの常連は日下選手のほかにも…。
香川県三木町出身で、パリオリンピック男子バスケットボールに出場した渡邊雄太選手もよく訪れていました。
(あづまうどん 藤井大剛さん)
「地域の有名人が近所から出てくれるのは本当にうれしいし、田舎が盛り上がることはすごく良いことだと思う。うどんパワーの源と考えたら県民にとっては大事な食事だと思う」
オリンピアンを愛し、オリンピアンに愛されたあづまうどん。「うどんパワー」の源はここにありました。
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