8回、勝ち越しの2点適時二塁打を放ち塁上で拳を突き上げる楽天・石原彪=ベルーナドーム(尾崎修二撮影)

西武2―8楽天(20日)

苦労人が試合を決めた。2-2の八回1死一、二塁の場面で、打席が回ってきた楽天の石原は「チャンスだったので、打ったらでかいな」と気合十分だった。148キロの直球を右中間へ。勝ち越しの2点適時二塁打となり、ベース上でベンチに向かってガッツポーズした。8年目の捕手はこの日、3安打3打点と活躍。「全力でやるしかないというのがあった。勝てる捕手でいたい」と今季にかける思いを明かした。

チームは連敗を3で止め、今江監督は「今のところ一番成長を見せてくれている選手。捕手が打つと、チーム的にも大きい」とうなずいた。

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