小松大谷の西野貴裕監督=兵庫県西宮市で2024年8月6日午前8時35分、山口泰輝撮影

 第106回全国高校野球選手権大会は第8日の14日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で2回戦があり、小松大谷(石川)が今春の選抜大会8強の大阪桐蔭に3―0で勝ち、初の3回戦進出を果たした。

 小松大谷・西野貴裕監督の試合後の主な談話は次の通り。

小松大谷・西野貴裕監督

 (大阪桐蔭の先発・森陽樹投手は)強いボールを投げる。高めの速い真っすぐと、ワンバウンドする変化球を見極めて、ベルトの高さの球を捉えていこうと臨んでいた。それを選手がやってくれた。

 信じられない思い。(大阪桐蔭は)いつもテレビで憧れの目で見ていたチーム。ここで試合をさせてもらえるだけでも本当に光栄。勝つことは監督としては描いていたが、「ああ、(描いたことが)かなったんだ」という気持ちになりました。

 (完封した西川大智投手は)変化球がうわずる場面はあったが、粘り強く投げた。単調になると怖い打線なので、こちらの間合いになるよう工夫してくれた。

 3年生の控え選手も一生懸命、(大阪桐蔭打線の)ビデオを見てくれた。その子たちとも話をして、間合いを変えた。ただボールを投げるだけではなく、相手を見ながら投球できるところが長所だと思います。

 (大会前には能登半島地震の被災地への思いも口にしていた)今、目の前でできることに集中して戦っていこうと話していた。その姿が少しでも勇気を与えられればうれしいです。

 (1回戦で春の九州王者の明豊=大分=を破り、今回は大阪桐蔭に勝利した)選手が今、自分がなすべきことに集中してやってくれている。1回戦も今回のゲームも、相手を見るのではなく、自分たちのやるべきことに目を向けている。それが結果につながっているのかなと思います。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。