第106回全国高校野球選手権大会は第7日の13日、阪神甲子園球場で2回戦があり、石橋(栃木)と対戦した聖和学園(宮城)に故意の落球での併殺を防ぐ「故意落球」が宣告される珍しい場面があった。
4点を追う聖和学園は五回1死一、二塁で、石橋の飛球に対し、遊撃手がグラブで球に触れた後に落球して二塁に送球した。飛び出した二塁走者は、三塁との間で挟まれ、タッチされたが、プレーは中断された。その後、二塁塁審が場内にマイクで「ショートの故意落球と認め、打者走者をアウト」と宣告し、2死一、二塁で試合が再開された。
公認野球規則では「0アウトまたは1アウトで、走者一塁、一・二塁、一・三塁または一・二・三塁のとき、内野手がフェアの飛球またはライナーを故意に落とした場合、ボールデッドとなって、走者の進塁は認められない」と記述されている。【長宗拓弥】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。