【菰野-南陽工】菰野の先発・栄田=阪神甲子園球場で2024年8月9日、矢頭智剛撮影

 第106回全国高校野球選手権大会は第3日の9日、阪神甲子園球場で1回戦があり、菰野(三重)が南陽工(山口)に6―2で勝ち、春夏通じて甲子園初勝利を挙げた。

 菰野・森田亮太監督の試合後の主なコメントは次の通り。

背番号二桁の4番は「相性いいかなと」

 森田亮太監督 (甲子園初勝利の)目標は掲げていたが、実際に達成した今、まだ実感はわいていない。七回が山場だった。(先発の)栄田(人逢=とあ)は普段は押し出し四球をするような投球はしないので、甲子園はやはりすごいところなんだなと怖さを感じた。

 <栄田投手の投球について>

 南陽工はしっかり打ってくるチームなので、高めに浮くボールが多いと嫌だなと思っていた。ベンチから見ていた感覚だと、序盤からしっかりと球が走っていた。低め中心に投げてくれたので、ゴロがいっぱい取れたと思う。

 <背番号15の野田親之介選手が4番で先発出場した>

 思い切りの良さが彼の特徴。背番号は二桁だが、レギュラークラスの打撃力を持っているので、思い切って出してみた。昨日、一昨日の打撃練習がすごく良くて、振れているなという印象だったのと、相手の(先発)阿部(和希)君が直球中心に投げてくる投手なので、相性がいいかなと思って起用した。

 <監督就任後すぐに三重大会、そして甲子園だった>

 どの立場で、どういう状況で(監督を)やっても難しい。選手たちがやることは変わらないし、私は選手たちが積み上げてきたことを100%発揮できるように背中を押すだけだと思っている。

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