48年ぶりとなる準決勝進出に挑んだ男子バレーボールはイタリアと対戦しました。

第1セット、日本はエース石川祐希選手を中心に流れをつかみ、終盤までリードを奪います。ベンチには去年3月に胃がんのため31歳で亡くなった宮城県石巻市出身の元日本代表、藤井直伸さんの写真が立てかけられました。

そして、藤井さんの両親は石巻市の自宅から声援を送りました。

藤井さんの母・みちえさん
「すごいですね。ありがたい限りですが、みんなの力にちょっとでもなってくれているのかなと思う」

ベンチからげきを飛ばすような姿の藤井さんに後押しされた日本は、世界ランキング2位のイタリアから第1セットを奪います。

藤井さんの父・敏光さん
「素晴らしかったです。このまま続けてストレートで勝てればいいですね」

その後は最終第5セットまでもつれ込む大激戦に。激しい点の取り合いとなる中、名取市出身の小野寺太志選手が魅せます!

試合実況
「この局面でミドルを使う小野寺選手、本当に器用なミドルブロッカーなんですよ。サーブレシーブもできるミドルブロッカーですから、この切羽詰まった場面でリバウンドを上げてトスも上げてすごいですね」

小野寺選手の母校、東北高校ではバレーボール部員などが声援を送りました。迎えたマッチポイント。

試合実況
「さあ15点、16点目を取れるか。ネットイン、これは攻めたサーブです」

最後まであと1点が遠かった日本。悔しさが残る逆転負けで48年ぶりの準決勝進出を逃しました。

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