今どき、様々なアルバイトがありますが、超異例!プロ野球の始球式までアルバイトになりました。

3日、オリックスの試合前に行われた始球式。

<ピッチャー野田泰司朗>

現れたのは有名人ではなく、俳優でもアイドルでもありませんが…

実は彼、「アルバイト」として、始球式のマウンドに上がっているんです。

■父は元プロ野球選手 父の影響で野球を始めた野田さん

これは、人材サービスを提供する「シェアフル」が企画した、異例のアルバイトで、なんとプロと同じマウンドで、1球投げて1万円がもらえる、れっきとした「お仕事」です。

【シェアフル・榊原あづみさん】「夢を追っている人の後押しだったり、過去に夢見ていた人にとって、貴重な思い出になるような、そういった企画になればいいなと思っております」

応募者4327人の中から抽選で選ばれたのは、大学3年の野田泰司朗さん。

プロ野球選手の父の影響で、3歳から野球を始めました。

父と同じピッチャーを務めていましたが、中学2年の時にボールが思うように投げられなくなり、高校3年で競技生活を終えました。

■キャッチボールの相手として待っていたのは…

「憧れていたプロの舞台で野球がしたい」という思いから、アルバイトに応募した野田さんにサプライズが…

キャッチボールの相手として待っていたのは、3年連続でゴールデングラブ賞に輝いた宗佑磨選手です。

【野田泰司朗さん】「まさか(球場に入ったら)宗選手がいて、グローブもって構えていらっしゃったので、ワクワクというか嬉しい反面、びっくり」

■いよいよ始球式

そして、いよいよ始球式です。

3歳から夢見た場所で、後悔が残らぬよう、力の限り腕を振りました。

【野田泰司朗さん】「プロのマウンドに人生で一度でも立てて光栄だなと思います。とても大きな財産になったなと思います」

この「始球式アルバイト」を企画したシェアフルは、夢の後押しをするため、次回の開催も検討しているということです。

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