パリ・オリンピックの競泳男子200メートル平泳ぎの決勝に出場した渡辺一平選手(27)=トヨタ自動車=を応援しようと、出身地の大分県津久見市では1日、市民会館でパブリックビューイング(PV)が開かれた。早朝にもかかわらず、市民ら160人以上が参加。渡辺選手の名前入りタオルやスティックバルーンを手に、懸命に声援を送った。
午前5時半ごろ、渡辺選手がレース会場に姿を見せると、参加者は「一平」コールと共にバルーンを打ち鳴らした。渡辺選手は、2分8秒83の6位でフィニッシュ。メダルに届かなかったため、レース終了直後は「ああ」という声も出たが、すぐにねぎらいの拍手が送られた。
県立佐伯鶴城高で渡辺選手を指導した下城智宏さん(54)は「東京五輪に出られなかったところから、今回の決勝まで来られたのは素晴らしい」と努力をたたえ、「積極的なレースで6秒台を出してほしかった。次の目標を立てて頑張ってほしい」とさらなる飛躍を期待していた。【神山恵】
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