KTN記者
「永瀬選手の母校・長崎日大高校では柔道部員などたくさんの人が応援に駆けつけました。試合を前に会場の期待も高まっています」
永瀬選手の母校、長崎日大高校ではパブリックビューイングが行われ、学校関係者や柔道部員など約100人が試合の行方を見守りました。
柔道・男子81キロ級に出場した永瀬選手は決勝まで順調に勝ち上がります。
相手はジョージア代表、タト・グリガラシビリ選手。
世界選手権3連覇中の王者と東京オリンピック金メダリストの対戦です。
永瀬選手は開始から積極的に攻めます。
実況
「技あり!入った!」
その後も攻撃の手を緩めることなく厳しい組み手で攻め続けると・・・
実況
「決めた、1本!築き上げてきた永瀬の柔道、再びオリンピックの頂点!」
永瀬貴規 選手
「まだ信じ切れていない、ここまでやってきて間違ってなかった」「ずっと勝てない時期が続きつらい日々、結果が出なかったが周りに支えられここまでこれたのでたくさんの人に感謝したい」
長崎日大高校柔道部 松本龍樹 選手
「かっこよくて尊敬する先輩」
柔道部・松本太一 監督
「きょうは最強でしたね」「レベルの高い中で優勝したのはすごい」
小中学生の時に指導した山口末男さん(85)は自宅で観戦しました。
山口末男さん
「ただ感激して涙が出るだけだった」「他の選手の試合を見ると『これは永瀬選手がずば抜けているから金メダルを獲る』と思った」
永瀬選手は子供のころから謙虚な性格だったといいます。
山口末男さん
「(当時から)一歩下がって歩くような選手だった。写真撮るときもみんな威張って撮るけど、永瀬は後ろのほうに並んで入る性格」「韓国の選手が横に来てもこうしてる。そういうところはまだ変わってないと思った」「(永瀬は)あと4年は大丈夫!柔道の内容から言っても。私はもう一回、金メダルを獲るだろうと信じているし、祈っている」
永瀬選手の地元、長崎市でも多くの人が快挙を喜んでいます。
市民
「感動しました」
市民
「永瀬選手は2回連続でしょ、素晴らしいね。81キロ級だからね、選手層がものすごく厚いから、よく頑張った、長崎のためにありがとうございます」
永瀬選手は故障に苦しむ「我慢」の期間を乗り越え、悲願のオリンピック連覇を果たしました。
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