インターハイのボクシング競技に出場する日章学園は、学校対抗での日本一奪還をめざします。

日々のハードなトレーニングに汗を流す日章学園ボクシング部。これまでインターハイでは、学校対抗の部で6度の優勝を誇ります。

ボクシングは、8階級で試合が行われ、日章学園からは8選手が出場。学校対抗は、個人戦で勝つごとにポイントが加算され、その合計で優勝校が決まります。

フライ級に出場するのは、インターハイ連覇をねらうキャプテンの圖師安蓮選手。相手との距離をとりながらパンチを当てるアウトボクシングを得意としますが、接近戦でも打ち負けないパワーとスピードを兼ね備えています。

(圖師安蓮キャプテン)
「自分がキャプテンとして出場する最後の大会なので、個人戦でみんなが優勝して、最後はいい形で団体優勝して終われるように頑張ります」

ピン級で頂点をめざすのは、春の全国選抜・準優勝の中野凛闘選手。得意とするボクシングスタイルは。

(中野凛闘選手)
「自分より大きい相手を足で揺さぶって、タイミングをずらして、懐に入って、自分だけパンチを当てて距離をとるスタイル」

中野選手は、インターハイ初出場。選抜のリベンジを果たし、チームに貢献したいと意気込みます。

(中野凛闘選手)
「自分が一番軽い階級で最初に試合をするので、自分が勝って、みんなにいい流れをつなげられるように頑張ります」

そして、1年生ながら全国の舞台に挑むのは、ライト級の市野愛龍選手。度胸があり、リーチを生かしたボクシングが持ち味です。

(市野愛龍選手)
「団体優勝もチームみんなでねらっているので、一人一人が意識して毎日頑張っている。1勝でも多くできるように頑張ります」

指導する長嶺秀昭監督も、「頂点に立つ力はある」と選手たちに期待を寄せます。

(長嶺秀昭監督)
「狙っているのは団体優勝なので、そこに向けて漏れがないように気合も入れながら、けががないように本番までしっかり調整していきたい」

日章学園ボクシング部が見据えるのは3年ぶり7回目の日本一です。

インターハイのボクシング競技は、8月8日から佐賀県で行われます。

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