延長10回に力投する古賀直己投手
昌平の古賀直己投手(3年)は七回表無死一、二塁のピンチでマウンドに上がると、低めに得意の変化球を集めて無失点で切り抜けた。八回裏に同点に追い付き、勢いに乗って九回まで粘りの投球を続けて延長戦へ。だが、十回表に味方の失策などが重なり大量5失点。「自分が踏ん張りきれなかった」と悔やんだ。 準決勝で先発したが、途中で左足をつり降板。コンディションを考え、岩崎優一監督から決勝は終盤での起用を伝えられていた。タイブレークの十回は仲間のミスをカバーしようと必死に腕を振ったが、甘くない球を痛打される場面も。花咲徳栄の壁は厚かった。 十回に味方が追い付けば、十一回も投げるつもりだったという。試合後は「最後に打たれたのは心残りだったが、自分の投球スタイルはできた。この悔しさを忘れずに大学や上のレベルでもやっていきたい」と前を向いた。(藤原哲也)
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