フェンシング男子個人エペの表彰式で金メダルを手に笑顔の加納虹輝(中央)=グランパレで2024年7月28日、中川祐一撮影

 パリ・オリンピックのフェンシング男子エペ個人で加納虹輝選手(26)=JAL=が日本勢初の金メダルを獲得したことを受け、2008年北京五輪の男子フルーレ個人銀メダルの太田雄貴さん(38)が28日、当地で報道陣の取材に応じた。太田さんの主な談話は以下の通り。

 「最高」という言葉以外に見当たらない。(歓喜で叫んで)喉が壊れました。

 <加納選手は北京五輪の太田さんを見てフェンシングを始めた>

 うれしいですね。今日の虹輝を見てフェンシングを始める子もいると思う。僕は最初の壁を一つ破っただけで、今の日本は(メダルの)常連国になっている。虹輝の勝利もうれしいけど、日本の勝利だと思う。

 (決勝でフランス選手と対戦し)こうやって後輩が圧倒的に、地元のお客さんも何も言えないくらいの優勝をしてくれた。こんなにかっこいい優勝はない。

 東京五輪は(男子エペ団体の)金メダル1個で満足していたと思うけど、今回は複数の金を含めてメダルを何個も取るチームだと思っている。それが実現できる良いスタートかなと思う。

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