岸田首相は28日、パリ五輪で日本人の金メダル第一号となった柔道女子の角田夏実選手(31)に、電話で祝福した。

開幕したばかりのパリ五輪で日本人として最初の金メダルを獲得した柔道女子48kg級の角田選手に、岸田首相は「本当に見事な戦いぶりみんな感激した」と公邸からの電話で伝えた。

また、得意技の「巴投げ」で勝ち上がった角田選手に対し、「(五輪)初出場で世界の強豪を次々と破り、“巴投げの角田”をしっかりと示してくれた」と称賛。
そして、「チームジャパンにも大きな弾みをつけてくれた」として、「日本中に感動と勇気を与えてくれたことに、感謝したいと思う」と述べた。

岸田首相から祝意を伝えられた角田選手は、「今、だんだんとうれしさがこみ上げてきたが、最初はやっと終わった安心感の方が強かった」と心境を説明。

角田選手は、ライバルから「研究・対策をされてきて(技が)かからない部分もあるかなと思ったが、自分の技を信じて、自分の今までやってきたことを信じて、(技を)かけ続けていけばかかると思った」と話した。

柔道女子48kg級での金メダルは谷亮子さん以来20年ぶりで、岸田首相から「ますます活躍してほしい。今はゆっくり休んで、栄誉を十二分に楽しんでもらえればと思う」と伝えられた角田選手は、「ゆっくり噛みしめたいと思う」と語った。

その後、岸田首相は自身のSNSに「日本人選手初の金メダル、角田選手に電話でお祝いを伝えた」「日本の夏季五輪500個目の歴史的メダル」などと投稿した。

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