パリ・オリンピック第3日は28日、柔道女子52キロ級の2回戦で、東京五輪金メダルの阿部詩選手（24）＝パーク24＝はウズベキスタン代表で世界ランキング1位のディヨラ・ケルディヨロワに敗れた。阿部選手の試合後の主なコメントは次の通り。
「負けた瞬間はあまり冷静に自分を保てなかった」
やっぱり普段の試合とは違って緊張感も。絶対に勝ちにいかないといけないっていう。異変っていうのはあまり感じることはなかったんですけど、またしっかり落ち着いて、切り替えていきたいと思います。
（兄の一二三選手から）「お疲れ様」っていう言葉をかけてもらいました。
このオリンピックという大会に、ほんとにいろんな思いを持って、全てをかけて、この1日のためにやってきたので、負けた瞬間はあまり冷静に自分を保つことができなかったなっていうのはあります。
（相手は）すごく強くて、最近の試合でも勢いがよく、投げ感もすごくあって、という良い選手だったので、警戒はしていて。すごく対策も稽古（けいこ）の中ではしていたんですけど、それを相手が上回ってきたなという感じです。
（負けた瞬間は）あまり何も考えられず。「負けたな」というのが頭にありました。落ち着いてから（今後については）考えたいなと思います。
（両親からは）「お疲れ様」という言葉と、まだ兄の試合が残っているのでしっかり応援しようということです。
（パリ五輪は）ほんとに素晴らしい舞台で、誰でも経験することがない舞台だなというのは改めて感じたので。その舞台で、しっかり金メダルを取れるような強さっていうのを身につけたいです。
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