【さいたま市(日本通運)-横浜市(三菱重工East)】グラウンドに向かうさいたま市の沢村幸明監督=東京ドームで2024年7月28日、宮武祐希撮影

 第95回都市対抗野球大会は第10日の28日、東京ドームで準々決勝の最後の試合があり、さいたま市・日本通運は横浜市・三菱重工Eastに1―4で敗れ、準優勝した第88回大会以来の準決勝進出はならなかった。さいたま市・沢村幸明監督の試合後の主なコメントは次の通り。

さいたま市・沢村幸明監督

 攻撃も守備も自分たちの野球が全くできなかった。1、2回戦と比べて「ここで勝てば」という気持ちが前に出すぎて、選手たちは普段通りの精神状態ではなかったように思う。

 昨年もそうだったが、勝ちを欲しがった時にいつもの野球ができなくなってしまう。(同じ大会でも)ベスト8になると人が変わって、野球が変わってしまうことを感じているので、そこを見直さないと、これ以上先には勝ち上がっていけない。

 ミスはミスでもタイムリーエラーが痛かった。相手はミスをしてもちゃんと粘ったり切り替えたりできていた。(三菱重工)Eastさんが一つも二つも上で強かった。どんな状況でも落ち着いていて、一人一人の打席に余裕を感じた。

 2回戦の前半もそうだが、2アウトで得点圏に走者がいる場面とか、好機で得点を取り切れないのが課題。期待を込めて出している選手の中で、1人1本でも打ってくれたら違っていたはず。一つレベルを上げるための経験というには大きすぎる代償だけど、勉強したと思って一皮むけてほしい。

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