【パリ共同】フランスの高速列車TGVの路線網に対する大規模な破壊行為は、世界が注目するパリ五輪開会式の警備に警官4万5千人以上を配備する異例の厳戒態勢の中で起きた。パリから離れた場所での放火は警備の盲点を狙った犯行だと言える。当局が受けた衝撃は大きく、態勢の見直しを迫られる可能性もありそうだ。  パリ五輪を巡っては、当初から国際テロ組織アルカイダや過激派組織イスラム国(IS)などによるテロの可能性が繰り返し指摘されていたほか、ウクライナ情勢を巡りフランスと対立するロシアなどからの妨害工作も予想された。治安当局がテロ計画を阻止したこともあった。


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