第106回全国高校野球選手権千葉大会のベスト8が出そろった。23日に行われる準々決勝も見どころが多い。 今春の選抜高校野球4強入りした中央学院は、春よりも粘り強さを身につけた。千葉明徳との5回戦は、炎天下の中で延長11回タイブレーク、3時間47分の死闘を制した。遊撃手とリリーフエースの二刀流・颯佐心汰(さっさここた)選手(3年)は今大会2本塁打。「力を抜いて打つ感覚がわかってきた」と話す。 中央学院と戦うのが、ノーシードから勝ち上がった木更津総合。投手の育成力に定評があり、今夏も最速146キロ右腕・千葉雄斗選手(3年)ら、投手陣の層が厚い。 専大松戸の連覇を5回戦で阻止した市立船橋もノーシード組。バントでゆさぶり、優勝候補の一角を崩した。準々決勝の相手、拓大紅陵は昭和学院との接戦を制して勢いがある。 市原中央には、強肩強打の捕手・土橋怜於選手(3年)が中軸に座る。二塁送球1・8秒、高校通算25本塁打。「チーム史上タイの4強、そして甲子園を目指す」と意気込む。2回戦でシード校を破った東京学館船橋と対戦する。(平野梓)
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