表彰台で優勝を喜ぶ吉田愛乃助(右端)=三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで2024年7月21日午後8時44分、村社拓信撮影

 夏の風物詩となっているオートバイの第45回鈴鹿8時間耐久ロードレースは21日、三重県鈴鹿市・鈴鹿サーキットで決勝が行われ、高橋巧、名越哲平、ヨハン・ザルコ(フランス)組(ホンダ)が220周で制した。ホンダ勢は3連覇で通算30回目、高橋は歴代最多6回目の優勝を果たした。2位はヤマハ勢で、3位には第1回優勝チームで創業70周年を迎えたヨシムラ(スズキ)が入った。

スタートする各チーム=鈴鹿サーキット提供

 また、より市販車に近いスーパーストック部門では、鈴鹿大3年で徳島県出身の吉田愛乃助が所属する「TONE RT SYNCEDGE4413 BMW」が優勝した。吉田は午後3時過ぎから約1時間、99周目から124週目に交代するまで走り切り、勝利に貢献。「予選で転倒してしまったが、チームメートのおかげもあり、優勝できてうれしい」と喜びを語った。

表彰台で優勝を喜ぶ吉田愛乃助(右から5人目)=鈴鹿サーキット提供

 人気のスポーツイベントとあって、サーキットには3万人の観衆が集結。日没後は赤や青、緑などそれぞれのチームカラーのペンライトが観客席を染めた。【村社拓信】

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