パリオリンピックに挑む23歳以下のサッカー日本代表の荒木遼太郎選手。若きアタッカーのルーツについて、TKUに残された秘蔵映像を交えて伝える。

荒木選手「小さいころから目指した場所」

パリオリンピックサッカー日本代表の発表会見で、U-23日本代表を率いる大岩剛監督から名前を呼ばれた荒木遼太郎選手は、熊本・山鹿市出身の22歳。荒木選手は「(五輪は)小さいころから目指していた場所ですし、みんなが行ける場所ではないんで、熊本県民としても恥じないようなプレーをやっていけたらなと思います」と話す。

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2021年、当時所属していたJ1・鹿島アントラーズで27年ぶりに10代での2桁得点を達成。新人王にあたる「ベストヤングプレーヤー賞」を受賞するなどキャリアを積み重ね、現在はFC東京でプレーしている。

荒木選手は「もちろん(パリ五輪)優勝を目指しますし、日本に良いニュース、明るいニュースを届けられるように頑張りたい。責任を持ってプレーして、ゴールだったりアシストだったり、結果にもこだわりながらやりたい」と、意気込みを語る。

地元・熊本のファンや後輩を大切に

世代トップクラスの得点感覚やパスセンスは少年時代に熊本で磨かれたものだった。TKUに残る小学3年生の時の荒木選手の貴重な映像には、ディフェンダーのクリアボールをダイレクトで左ボレーをたたき込むなど、当時から才能の片りんを見せていた。

正月は熊本で過ごすなど、ふるさと愛あふれる荒木選手に帰省の楽しみを聞いてみると「食事をするのが好きなので、熊本の馬刺しなどを食べるのを楽しみに帰省しています」と話した。

つかの間の正月休みには、小学4年生から3年間を過ごしたチームシャルムFCの初蹴りに訪れていた。思い出のピッチで後輩たちに交じってミニゲームに参加すると、スピードに乗ったドリブルで攻めあがるなど、トッププロのテクニックを披露した。

荒木選手は「自分ひとりじゃ何も結果が出せないと思ってますし、(熊本で)応援してくれる人がいるからこそ、いまの自分もあって。そういった(地元)ファンの方々を大切にしながら今後も活躍していけたらと思っています」と述べた。

(テレビ熊本)

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