社会人野球の第95回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)が19日、東京ドームで開幕した。開幕試合は前回覇者の豊田市・トヨタ自動車が、10年ぶりの本大会出場を果たした浦添市・沖縄電力と対戦。30日までの12日間、全32チームによる熱戦が展開される。
5年ぶりに出場全チームがそろって開会式が行われ、日本野球連盟の清野智会長は「長く続いた(新型)コロナ(ウイルス)禍を乗り越え、全チームそろっての開会式で皆さんの精悍(せいかん)な顔を見て、大会に向けての期待が高まる。応援団の皆様も声を大きく出して、都市対抗野球の華となってほしい」とあいさつした。
豊田市の北村祥治主将は優勝旗の黒獅子旗を毎日新聞社の松木健社長に返還。選手宣誓では自身の出身地の石川県で1月に発生した能登半島地震に触れ、「私たちは最後まで諦めない姿で、被災地に元気に勇気を与えられるよう、精いっぱいプレーします。見ている人に感動を、希望を与えられるのが社会人野球の魅力です。ここ東京ドームでアマチュア最高峰の戦いを繰り広げ、より、社会人野球の魅力をたくさんの方々に伝えていきます」と力強く語った。【牧野大輔】
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