パリ五輪に出場する7人制ラグビー女子日本代表が14日、フランスへ出発するため羽田空港で取材に応じました。

キャプテンの平野優芽(24)は、
「この3年間、立つ、動く、戦うというこの3つの言葉をチームの柱として、スピードだったり、フィジカルで世界には劣ってしまうんですけど、グラウンドに立っている7人全員がハードワークし続けるっていうのを日本のこだわりとしてずっとやってきた。初戦のアメリカもスピードの速い選手がいますし、体の大きい選手もいるんですけど、そこをしっかりとチームで補い合いながらまずは初戦勝てるように頑張りたいなと思います。オリンピックって4年に一度のすごい大きな舞台なので普段ラグビーを知らない方も見ていただけると思いますし、自分たちがこう活躍することによってラグビーやりたいなって思ってくれる女の子が増えたりだとか、ラグビーっていう競技を色々な方に知ってもらえる機会だと思うので、そういう意味でもしっかりとパリの地で自分たちのラグビーを披露して、たくさんの方に見てもらえるような結果を残せるように頑張りたいと思います」

昨年のオリンピック予選では攻守にわたってインパクトを残した大谷芽生(24)は、
「私の強みはアタックもディフェンスも思い切りのあるプレーなので、そういうプレーでチームに勢いを与えたりチャンスを作れるように頑張っていきたいと思います。個人としてもチームとしても、東京オリンピックに出場させてもらってああいう悔しい結果に終わってしまっているので、今回のパリオリンピックでメダルを取って、いい結果を応援してくださっている方に報告できるように、メダルを獲得できるように頑張ります」

チーム最年少の西亜利沙(20)は初めての五輪について、
「今はあまり緊張もしていなくてすごく楽しみです。私個人としてはやっぱりキックオフのキックはマイボール再獲得するっていうキックの精度と、トライした後のコンバージョンのところはしっかり全部決めきりたいと思っています」

長年にわたり日本女子ラグビーの先頭を走り続けてきたチーム最年長の中村知春(36)は、
「自分の中では全て最後だと思って戦っていますし、そうはいうものの気負わずにいつも通り戦いたいなと思っています。最後にパリに立つのは14人ですけど、一緒に3年間戦ってきたスコッドもいますし、その先にいろいろ苦労を重ねて来てくださったサクラセブンズOGの皆さんのあっての今だと思うので、これが日本の女子のラグビーだっていうのを見せつけるような大会にしたいなと。オリンピックはやっぱり出るだけじゃダメということは非常に自分でも理解しているので、しっかり形になるメダルを持って帰ってきたいとは思います」とメダルへの覚悟を語ってくれました。

そして、新潟出身の原わか花(24)は出発を前に地元へ感謝を述べました。
「いつも応援ありがとうございます。新潟からの応援が本当に届いていて励みになっています。お米パワーで頑張ってきます」

日本女子はこの後、フランス・パリにて事前合宿を行い、日本時間28日にアメリカとの初戦にのぞみます。

【7人制ラグビー女子日本代表パリ五輪今後のスケジュール】※日本時間
7月28日23:30KO 予選リーグ第1戦 アメリカvs日本 
7月29日03:30KO 予選リーグ第2戦 フランスvs日本 
7月29日22:00KO 予選リーグ第3戦 日本vsブラジル 

※この映像にはナレーションはありません。ご了承ください。

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