能登半島地震の被災地を励まそうと、サッカー男子日本代表の森保一監督、日本サッカー協会の宮本恒靖会長、元日本代表選手の巻誠一郎さんが14日、石川県珠洲市三崎中学校のグラウンドを訪れ、被災者とボールを蹴って汗を流した。

◆元代表・宮本恒靖さん、巻誠一郎さんも子どもたちと汗

 0~85歳の住民80人ほどが参加。高齢者や子どもでもできるようにと、走らずに行うミニサッカーを4チームに分かれて楽しんだ。隣の仮設住宅に入居している主婦(82)は「なかなか違う集落だった方とは仮設住宅で話すきっかけがなかったけど、今日は新しい知り合いもつくれた」と喜んだ。

珠洲市を表す「S」の字を手でつくり記念撮影する森保一監督(2列目中央)ら=14日、石川県珠洲市三崎町宇治で

 地震後に森保監督が能登を訪れるのは初めて。「報道で見て想像していたよりひどい被害。その中で歯を食いしばってがんばっている皆さんから、逆に元気をもらえた。日本代表も頑張る姿を見せたい」と話した。イベントは同協会と飲料メーカーのキリンが主催した。(井上靖史、写真も) 

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