パリオリンピック・バレーボール男子日本代表の甲斐優斗選手。最終合宿を前に地元・宮崎を訪れ、各地で大歓迎を受けた。母校の日南振徳高校では懐かしい体育館で後輩と汗を流し、リフレッシュした様子でパリに向け気持ちを高めていた。
「一員として戦えて誇りに思う」
7月3日、日本が銀メダルを獲得したネーションズリーグから帰国した甲斐選手は、所属する専修大学バレー部の練習に参加していた。高校時代から取材している藤崎キャスターが専修大学を訪問して話を聞いた。
この記事の画像(7枚)テレビ宮崎・藤崎祐貴キャスター:
改めて、パリオリンピック代表決定と、ネーションズリーグの銀メダル獲得、おめでとうございます。これがメダルですね…重い!こんなに重いんだ!
ネーションズリーグの銀メダルは想像以上に重かった。デザインはバレーボールのコートをあしらっている。
テレビ宮崎・藤崎祐貴キャスター:
代表発表の少し前にメールでやりとりしてもらった時は、ちょっと心配している感じでしたよね。実際決まって、ホッとしている感じでしょうか?
男子バレーボール パリオリンピック代表・甲斐優斗選手:
アウトサイドヒッターは本当に代表争いが激しいポジションだったので、ホッとしたというか、選ばれて良かったなと思います。日本代表は“史上最強”と言われるようになっているので、自分もその一員として戦えていて誇りに思いますし、今までバレーボールを続けてきて良かったなと思います。
母校・日南振徳高校を訪問
そして5日、宮崎に帰ってきた甲斐選手は、宮崎県庁、日南市役所など、行く先々で大歓迎を受けた。
慌ただしいスケジュールの中、向かったのは母校・日南振徳高校。バレー部の後輩たちを相手に汗を流した。
憧れの先輩のボールを受けた後輩は…。
日南振徳高校バレー部・田中龍司主将:
球が見えないです。残像しか見えない。速すぎて。(Q.あんな風になりたいと思う?)別次元すぎて、そこまでは思わないです…。
男子バレーボール パリオリンピック代表・甲斐優斗選手:
こんな体育館でやっていたんだなと。懐かしい。こうやって来て練習に参加している分、またテレビの向こうで自分が良いプレーを見せないといけないので自分へのプレッシャーにもなるし、すごくWin-Winな関係だと思う。
チームの最年少が夢舞台に挑む
久しぶりに母校で練習し、パリに向けてさらにモチベーションがあがった甲斐選手。9日から日本代表の国内合宿に参加、その後はポーランドに事前合宿のため移動し、パリに入る。チーム最年少の20歳、将来が期待される甲斐選手にとって最初の夢舞台が始まる。
男子バレーボール パリオリンピック代表・甲斐優斗選手:
サーブで出る機会が多いと思うので、そのイメージはできていますし、“オリンピックでサービスエース”というのをひとつ目標にしたいです。自分が試合で楽しんでいる姿を見てもらえれば良いのかなと思います。パリオリンピックではメダル獲得という目標に向かって全力で頑張ります。応援よろしくお願いします。
(テレビ宮崎)
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