11日開幕した高校野球石川大会。12日は1回戦3試合が行われました。能登半島地震を乗り越え、全校生徒が集まり応援に臨んだ輪島高校を取材しました。

輪島の相手は古豪、金沢龍谷。能登半島地震で、野球部が地元で練習を再開できたのは4月はじめごろ。グラウンドが使えないことから航空石川のグラウンドを間借りして、練習を続けてきました。毎日行っていた練習は週にたった1日に…。

そんな選手を応援でサポートするのは全校生徒240人あまり。二次避難先の内灘高校からも生徒16人が集い、震災以降、初めての全校応援となりました。これまではベスト8で全校応援でしたが、2024年は、思い出作りにと生徒からの発案で実現しました。

生徒:
地震あったけどがんばってたので全力で力を出して頑張ってほしい

キャプテンの父親・中川直哉さん:
なかなか練習できなかったからね、とにかくきょうはみんな力を発揮して支援してくださった方に良いところを見せてもらいたいです

試合は6回コールド「11対1」。輪島高校野球部の夏は終わりました。しかし全校一丸となって挑んだこの思い出は消えません。

中川直重キャプテン:
全員大変ななか応援に来てくれて本当にありがたい。地震あってから輪島の人だけじゃなくて全国の高校の野球部や本当にいろんな人から支えてもらってここまでくることができたので本当に感謝の気持ちでいっぱいです

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