選手宣誓をする豊岡の片岡主将=さいたま市大宮区の大宮公園野球場で

 第106回全国高校野球選手権埼玉大会が11日、開幕した。連合チームを含む157校・142チームが今年100周年を迎える甲子園球場での全国大会出場をかけ、28日まで熱戦を繰り広げる。  さいたま市大宮区の埼玉県営大宮公園野球場で開会式があり、豊岡の片岡恭二郎主将(3年)が選手宣誓。「成功の反対は失敗ではなく挑戦しないこと。失敗を恐れず今この瞬間を楽しみ、考え、行動し、野球と本気で向き合ってきた3年間の集大成を一球に託し、最後まで戦い抜くことを誓います」と宣言した。  宣誓後、片岡主将は「楽しんでやるという気持ちで挑み、楽しむことができた。今日の宣誓には満点をつけたい」と笑顔で語った。  開会式後の開幕戦は所沢商が羽生実業・羽生第一・児玉・深谷の連合チームに11-0で五回コールド勝ち。所沢商業は二回、年本匠磨(しょうま)選手(1年)の適時打などで6得点の猛攻。投げては臼井然乃助(ぜんのすけ)主将(3年)が5回ノーヒットの好投を見せた。  臼井主将は試合後、「真っすぐとカーブをうまく使い分け、落ち着いて投げられた。まずベスト16を目指して最後までやり切りたい」と今後の意気込みを語った。(足立優作)


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