パリ五輪開幕まで半月余り。長野県小川村出身でスケートボード・パークの永原悠路選手が10日、練習を公開。「表彰台を目指す」と意気込みを語りました。

難易度の高い技を次々と決めるのはスケートボード・パークで初めての代表入りを決めた永原悠路選手(19)。10日、白馬村で練習の様子を公開しました。

永原悠路選手:
「東京で(五輪出場を)逃して、この3年間、五輪という舞台を夢見てきたので、すごくうれしく思っています」

小川村出身で白馬村在住の永原選手。父親の影響で小学1年から競技を始め、中学時代から国内トップレベルの選手に。東京オリンピックは出場を逃しましたが、3年間、練習を重ね出場権をつかみ取りました。

パリでは大技を用意しています。板を1回転、体を1回転半させる大技「フリップ540」。世界でも限られた選手しかできない技です。

永原悠路選手:
「一年間、毎日のように練習はしてきています。決勝に行けるぐらいのランの構成の中に、あの技が入ってくれば、表彰台を狙える一か八かのトリック」

10日は、同じ競技に打ち込む中学1年の弟の依弦選手も一緒に練習。本番での滑りに期待を寄せています。

永原依弦選手:
「自分が持っている技全部やって、かっこいい滑りをしてほしいです」

永原悠路選手:
「自分の挑戦に関わってくれた人みんなに恩返しができるような滑りをしたい。パリの目標は、表彰台に乗ること。(目標のメダルの色は?)金です」

午後4時からは、白馬村による壮行会が開かれました。村としては初めての夏のオリンピック出場で、母校の白馬中学の生徒から花束や応援メッセージが書かれた国旗が贈られました。

会場全体でエール。

永原悠路選手:
「4年に一度の大舞台なので、目指すところは金メダル。全力で頑張るので、応援よろしくお願いします」

スケートボード・男子パークは、8月7日に行われます。

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