ソフトバンク―西武(4日・みずほペイペイドーム)
西武のドラフト1位ルーキー武内夏暉の「凱旋(がいせん)登板」を、西武のプロ10年目外崎修汰が打撃で援護した。
舞台を東京から福岡に移した試合。西武の先発マウンドには、福岡県出身の武内が立った。
相手の強力打線に立ち向かう後輩を援護したのは三回だった。2死満塁で打席に入ると高めにきた変化球を確実に捉え、中堅に抜ける先制の適時打を放って2人の走者を生還させることに成功。「いい形で先制点を取ることができた」と塁上で喜びをかみ締めた。
6月の外崎は、太ももの故障で2軍での調整が続き、復帰したのは25日だった。3試合連続安打を記録するなど本来の調子を取り戻しつつあり、守備では三回に併殺プレーも決めてチームを助けた。
試合前には、23日から始まるオールスターゲームに、選手間投票の二塁手部門での選出も決まった。「こどもたちも多く観戦に来ると思うので、元気に一生懸命プレーしている姿を見せたい」とコメントをしていただけに、復活を印象付ける活躍になった。
今季チームは最下位に低迷するが、前半戦のうちにゲーム差を少しでも縮めるため、ベテランがさらに汗をかく。【林大樹】
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