【UEFA EURO 2024】スペイン代表 4−1 ジョージア代表(日本時間7月1日/ケルン・スタジアム)
ジョージアが誇る天才ドリブラーが、強豪スペインを相手にその実力を見せつけた。ジョージア代表のFWクヴィチャ・クヴァラツヘリアが、相手DFを一瞬でかわす超絶ダブルタッチを披露して先制ゴールの起点に。これにはファンからも「まじで1人だけレベルが違う」「良い選手だな」など脱帽する声が挙がった。
【映像】超高速ダブルタッチ→ゴールの一部始終
UEFA EURO初出場のジョージア代表は、グループFを1勝1敗1分で3位突破。ラウンド16ではグループB全勝で1位突破したスペイン代表と対戦した。
圧倒的不利の予想が多かったものの、ジョージア代表は先制に成功する。17分、自陣左サイドの高い位置でボールを受けたクヴァラツヘリアは、相手DFダニ・カルバハルに素早く寄せるが、これを高速ダブルタッチで軽快にかわす。そして、中央のMFギオルギ・チャクヴェターゼへ繋いだ。
チャクヴェターゼはセンターサークル内まで持ち運び、右サイドに展開。このボールを受けたDFオタル・カカバーゼは、ボックス角付近まで進むと、スペインの守備陣形が整う前に早いタイミングでゴール前にクロスを送り込んだ。
攻撃の起点となったクヴァラツヘリアは、この低くて高速のクロスボールをめがけて突進するようゴール前まで走り込む。このプレッシャーを受けたスペイン代表のDFロビン・ル・ノルマンはクロスをうまく処理できず、腹部に直撃したボールがゴールへと吸い込まれた。
所属するナポリのレジェンドであるディエゴ・マラドーナにかけた「クヴァラドーナ」の愛称で親しまれているクヴァラツヘリアの一連プレーにファンは歓喜。SNSには「クヴァラ様様や」「まじで1人だけレベルが違う」「素晴らしいダブルタッチ」「これはうますぎまる」「良い選手だな…23歳か」「ダブルタッチしてはたいた後迷いなくロングスプリントかけたのが実ったなぁ」「クヴァラツヘリアは噂通りいい選手でした」など称賛の声が相次いだ。
その後にジョージア代表は39分、51分、75分、83分に失点し、1−4でスペイン代表に逆転負け。ジョージア旋風はラウンド16で終幕を迎えた。しかし、クヴァラツヘリアをはじめ、GKギオルギ・ママルダシュヴィリ、FWジョルジュ・ミカウターゼなど好タレントが輝きを放った初出場国の躍進は、サッカーファンの目に焼きついたに違いない。
(ABEMA/UEFA EURO 2024)
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