国際自転車連合(UCI)のラパルティアン会長は16日、ギリシャのオリンピア遺跡で報道陣の取材に応じ、世界陸連(WA)がパリ五輪の金メダリストに賞金5万ドル(約775万円)を贈ることについて、「五輪精神に反する」と批判した。ロイター通信が報じた。
WAによると、五輪金メダリストへの賞金贈呈は国際競技連盟(IF)で初の試み。国際オリンピック委員会(IOC)の配分金から提供する予定で、ラパルティアン氏は「五輪精神は収益を分かち合い、より多くの選手が世界中で競技を行えるようにすることだ」と強調。IF間の連帯にも反するとした。
ローイング(旧ボート競技)の国際連盟のロラン会長も「(事前に)話し合いができれば、ありがたかった」と語った。(共同)
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