宮城県で開かれている春の高校野球東北大会は6月18日に決勝戦が行われました。

岩手第1代表の花巻東が青森第1代表の弘前学院聖愛を延長タイブレークの末破り10年ぶり2度目の優勝を果たしました。

井上智晶アナウンサー
「きのう春のセンバツベスト8の青森山田に完封勝利した花巻東。勢いそのままに東北の頂点を目指します」

決勝の相手は投打に隙がない青森第1代表の弘前学院聖愛です。

花巻東の先発は2年生の金野、ストレートにフォークとカーブを織り交ぜる投球で初回を三者凡退に抑え上々の立ち上がりをみせます。

さらに4回には3番・4番・5番のクリーンナップを相手に三者連続三振と6回までに弘前学院聖愛の強力打線をヒット2本に抑えます。

一方、弘前学院聖愛のエース吹田も好投を見せ7回まで両チーム無得点の投手戦となります。

試合が動いたのは8回、花巻東は1アウト1塁3塁の場面でスクイズを決められ先制点を許します。

その裏に花巻東は2番・山崎の打席で1塁ランナーの簗田が2つの盗塁を決めて3塁に進みチャンスを広げると、スクイズで同点に追いつきます。

試合はこのままタイブレーク制の延長戦に突入。

花巻東は10回表に勝ち越しを許しますが、その裏すぐに同点に追いつき2アウト1塁3塁とサヨナラのチャンス。

ここで1番・簗田がレフト前へのタイムリーヒット。

延長戦の末3対2で花巻東が勝利し10年ぶり2度目の優勝を果たしました。

花巻東 簗田蒼汰選手(3年)
「試合を決めることができて素直にうれしい。まだ課題はあるがもっと夏に向けて上げていければいい」

花巻東 村上太一主将(3年)
「投手力は東北大会でも通用したと思うので好投手と相対した時に点数が取れなかったので、その攻撃力を上げるという点で夏の大会に向けてまた一からやっていきたい」

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。