丹治兄弟(左奥の2人)ら荒汐部屋の力士たちとの相撲に挑戦する子どもたち=福島市早稲町のこむこむ館で2024年6月15日、錦織祐一撮影

 福島市の教育文化施設「こむこむ館」(同市早稲町)は15日、同市で合宿を行っていた大相撲荒汐部屋の力士と子どもたちが触れ合う「相撲体験会」を初めて開催。親子連れら300人が同市出身の「大波3兄弟」「丹治兄弟」と交流した。

 子どもたちは、大波3兄弟の長男、幕下・若隆元(32)の指導で基礎運動の「(元大リーグ)イチローさんもやっていました」という四股や、背筋を伸ばしたまま腰を下ろして下半身を鍛える「腰割り」、開脚する「股割り」で体を温めた。その後は幕下の大賀(21)、丹治(18)の兄弟らと相撲を取り、子どもたちは勢い余って転んだり担ぎ上げられたりしながらも、懸命に立ち向かっていた。

 荒汐親方(40)=元前頭・蒼国来=と関脇・若元春(30)、夏場所で十両優勝して大けがから完全復活を期す若隆景(29)も訪れ、親子連れとの記念撮影に次々と応じていた。

 丹治兄弟と相撲を取った笹谷小2年、阿部尚弥さん(7)は「お相撲さんはすごく大きくて、持ち上げられたらすごく高かった。迫力があった」と喜んでいた。【錦織祐一】

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