開幕が7月に迫るパリオリンピックのホッケー女子日本代表「さくらジャパン」のメンバーが6月14日に発表され、岩手県岩手町出身の及川栞選手と田中彩樹選手が選ばれました。及川選手は2大会連続の出場です。

14日は東京でホッケー女子日本代表のメネゼス・ジュードヘッドコーチが会見し、パリオリンピックに出場する選手16人を発表しました。

ホッケー女子日本代表 メネゼス・ジュードヘッドコーチ
「ディフェンダー11、シホリ オイカワ」

代表には岩手町出身でタカラベルモント所属のディフェンダー・及川栞選手(35)と、同じく岩手町出身でグラクソ・スミスクライン所属のミッドフィルダー・田中彩樹選手(25)が選ばれました。
及川選手は2大会連続、田中選手は初めてのオリンピック出場です。

会見では永井葉月キャプテンがチーム最年長の及川選手についてこう語りました。

ホッケー女子日本代表 永井葉月主将
「うまくいかなくて落ち込んだ時も、周りをしっかり励ましてくれたり、最年長だが一番元気な方なので、チームの明るさをいつも保ってもらっている」

その会見後、及川選手はオンラインで取材に応じパリに向けた強い思いを語りました。

及川栞選手(岩手町出身)
「五輪という舞台はこれが最後になると思う。その後トップで続けるかどうかは、五輪を経験してからではないと分からない。そのくらいパリ五輪は目の前。今できること今この瞬間を精一杯生きている」

そして東京オリンピックの悔しさを晴らし、メダルを目指すと決意を語りました。

及川栞選手(岩手町出身)
「東京五輪で1勝もできなかった悔しさがあるので、勝ち点をとって決勝リーグに進出することを最初のステップとして、最後それがメダルにつながるように戦っていきたい。残り43日後にしっかり最高のパフォーマンスをするために、残りの期間を1日たりとも無駄にせず競技力向上をしてピッチの上に立ちたい。最高のパフォーマンスを皆さんの前で見せたい。責任感も同時に感じたのが今の気持ち」

初戦は日本時間7月28日の午後5時半からドイツと対戦します。

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