女子ゴルフのメジャー第2戦、全米女子オープン選手権は2日、ペンシルベニア州ランカスターのランカスターCC(パー70)で最終ラウンドが行われ、笹生優花選手(22)が通算4アンダーで2021年大会以来2度目のメジャー制覇を果たした。笹生選手はホールアウト後の優勝インタビューや公式記者会見で「21年の時は母の出身国フィリピンの代表として優勝した。今度は父の出身である日本の代表として優勝できて、父にささげることができ、とてもうれしく思います」などと喜びを語った。主なコメントは次の通り。
今度は日本の代表として
家族の支えなしにはここにはいられなかった。21年の時は母の出身国のフィリピンの代表として優勝した。今度は父の出身である日本の代表として優勝できて、父にささげることができてとてもうれしく思う。
何が起こるかわからないので、最後の最後まで優勝は頭に入らなかった。(世界ランキングに基づいて決まるパリ・オリンピックの代表決定まで)あと2試合あるのでそこに集中していきたい。
かなり安定したプレーができた。6番でダブルボギーをたたいたけれど、それはいつでも起こりうること。ドライバーはフェアウエーキープ率がとても高くて、状態が良かった。最近変えたパターもかなりよかった。私はただ、辛抱強く、ゴルフを楽しみました。
忍耐を学んだのは、最初に全米女子オープンに出場したときですね。焦りそうになった時は、目の前のショットに集中することだけを考える。ルーティンをこなすことで、少し楽になれるんです。
(6番でダブルボギーした後に、キャディーから)「何が起ころうと自分は君を誇りに思う」と言ってもらった。その言葉がとても助けになった。
(後半9ホールで多くの他の選手がスコアを落とした)リラックスできなくなるので、スコアボードをあまり見ていなかったので他の選手のことはあまりわかりません。自分のプレーに集中していた。
(普段あまり見せない涙を流した)21年の全米女子オープンから優勝できていなくて長かった。また全米女子で優勝できるとは思っていなかった。当時も今回も予想外だったけど、その分、少し楽にプレーできたのかも。そんなわけでちょっと感情的になったのかもしれない。この3年間、本当に2勝目を挙げたかった。もう勝てないのではないかと、少し心配になったこともあった。でも、そんな経験が肥やしになった。自分ができることを少しだけ証明できた。
自分のプラン、ルーティンに集中していた。それが最も重要なことだと思う。それが役に立って、良いショットが打てたし、ミスも少なかった。
17番ホールで速報板を見て、2位と3打差があることを知った。難しいピンポジションだったから、このままではダブルボギーをたたいた6番と同じようなことになるんじゃないかと考えた。そこで、ここで良い結果につながれば、最終ホールを終えたときに良いことが待っていると思うようにした。深刻になりすぎず、ルーティンをこなし、幸運にもパットを決めることができた。(ルーティンは)距離を把握し、風を読み、ボールを運びたい場所に打つことを考える。同じ組の選手が打つのを待ち、クラブを選択する。こういうルーティンが集中力を維持するのに役立っている。
パターを変えたのは、去年の10月。日本で試してみて、感触と見た目が気に入ってすぐにこれだと思って使い始めた。
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