【Honda-JPアセット証券】九回表2死、中堅からの好返球で同点の走者を本塁でタッチアウトにするJPアセット証券・佐藤暖起捕手=大田スタジアムで2024年5月29日、円谷美晶撮影

 第95回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の東京都2次予選は29日、大田スタジアムで第3代表決定トーナメント3回戦があり、創部6年目で本大会初出場を目指すJPアセット証券がHondaを1―0で破り、同4回戦に進んだ。Hondaは最後の代表権を争う第4代表決定トーナメントに回った。

 JPアセット証券は、新人左腕・沖田龍之丞がHonda打線を5安打完封した。直球に切れのある変化球を効果的に織り交ぜて的を絞らせなかった。六回に畑中大介の左越え二塁打で奪った1点を守り切った。Hondaは序盤の得点圏に走者を置いた場面で得点を奪えず、打線のつながりを欠いた。

 Hondaは30日の第4代表決定トーナメント2回戦で鷺宮製作所と対戦し、負けたチームは敗退となる。

JPアセット証券・安藤信二監督

 先発の沖田(龍之丞)は初登板なので五回くらいまでなんとか頑張ってほしいと思って送り出したが、期待以上です。相手も全然(タイミングが)合っていなかったし、沖田も乗っていたので最後まで投げさせた。畑中(大介)も打ってくれて、新人が頑張っている。上(先輩の選手)ももっと頑張ってほしい。今日の1勝は大きい。次を勝たないと意味がないので、また頑張りたいです。

Honda・多幡雄一監督

 緊張感のある試合で、チャンスでしっかり打つことができなかった。凡打した場面など、打席の内容も悪かった。(相手先発の沖田龍之丞は)このプレッシャーの中で堂々と投げてきた。良い投手で最後まで捉えきれなかった。(5試合を終えて)疲れもあるかもしれないが、そんなことは言っていられない。選手たちが自分の果たすべき役割をしっかり果たせるよう、気持ちの面で切り替えていくしかない。

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