4日の国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級タイトルマッチで判定勝ちし、新王者になった西田凌佑(りょうすけ)選手(27)が28日、所属する大阪市住吉区の六島ジムで、IBFから贈られたチャンピオンベルトを披露した。
西田選手はその試合後にリング上でベルトを受け取ったが、対戦した前王者のエマヌエル・ロドリゲス選手(プエルトリコ)の物で、控室に戻ってから返している。新調されたベルトは先週届いたといい、「世界チャンピオンになったという実感がよりわいた」と改めて喜びを口にした。
世界主要4団体の同級王座を日本選手が独占している状況に「その中で一番強いと言われるように頑張りたい」と誓い、減量苦ながら当面は転級しない意向。王座統一戦にも前向きで、「強い相手に勝っていて、評価も知名度も高い」として世界ボクシング協会(WBA)王者の井上拓真選手(大橋ジム)との対戦を希望した。枝川孝・六島ジム会長によると、次戦は今秋ごろになる見込みという。
西田選手は奈良・王寺工高から近畿大を経て2019年10月にプロデビューした。プロ戦績9戦9勝(1KO)。【来住哲司】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。