大相撲夏場所で幕下付け出しデビューから史上最速の所要7場所で初の幕内優勝を果たした小結・大の里(23)が千秋楽から一夜明けた27日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で記者会見し「天皇賜杯を抱いて優勝したんだなと実感した。こんなに早く優勝できて、うれしい」と改めて喜びを語った。
新小結で臨んだ幕内3場所目の夏場所は1横綱2大関を破り、12勝3敗で初制覇した。11日目に大関・豊昇龍に敗れて3敗目を喫し「優勝はないと思った。来場所につなげる相撲を取ろう」と切り替え、優勝を決めた千秋楽の一番は「『優勝しても喜ぶな』と師匠に言われ、楽になった」という。
三役での2桁勝利は大関取りの起点となるだけに「ホッとしました」と振り返り、「まだまだ上に番付がある。さらに上へ上へと上がりたい。さらにレベルアップしたい」と高みを見据えた。【武藤佳正】
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