大相撲夏場所を12勝3敗で初優勝した小結大の里(23)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=が千秋楽から一夜明けた27日、茨城県阿見町の二所ノ関部屋で記者会見に臨み「優勝したんだなという実感が湧いている。天皇賜杯は重かった」と喜びを語った。  大の里は昨年夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵。所要7場所での初優勝は、幕下付け出しでは輪島の15場所を大きく更新する最速記録となった。付け出しを除いても先場所の尊富士の10場所を上回った。  入幕3場所目の大の里は、初めてまげを結って臨んだ本場所を制した。新三役での制覇は1957年夏場所の安念山以来67年ぶりだった。


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