5月19日に広島で行われた中国実業団陸上選手権で、パリオリンピックマラソン日本代表の前田穂南選手が天満屋勢の2人とともに3000メートルのトラックレースに出場しました。

8月のオリンピック本番を前に天満屋の前田は短い距離でのスピード感覚を確かめようと3000mに臨みました。

(長尾龍希アナウンサー)
「天満屋勢が出場する女子3000mが間もなく始まります。前田穂南選手はパリ五輪前最後の公式大会です」

女子3000mには一般とジュニアのカテゴリーでそれぞれ5人が出場し、合計10人が同時にスタートしました。

(パン!)

前田は序盤、先行する選手の後ろに付く走りでペースを保ち、2000mあたりで先頭に躍り出ます。残り1周でジュニアの選手に追い越されますが、あと3秒で自己ベスト更新という9分26秒01のタイムでフィニッシュ。5月12日の仙台国際ハーフマラソンに続き、久々のトラックレースでも快走を見せました。

(パリ五輪女子マラソン日本代表 前田穂南選手)
「久々のトラックレースで久しぶりにスパイクを履いてどれくらいで走れるか分からなかったが、良い刺激をもらいながら集中して緊張感を持って走れた。パリに向けて自分の最大限のパフォーマンスが発揮できるよう準備していきたい」

一方、4月に天満屋に入社した新人の新井えりかはジュニアのカテゴリーで出場し、今回が天満屋加入後2回目のレースです。粘り強い走りを見せ後半は積極的に前を狙っていった新井。1年先輩の片岡碧巴葉とともに前回のレースを上回るタイムでフィニッシュしました。

(天満屋に4月加入 新井えりか選手)
「高校とは違って緊張感があることをレースに2回出て感じた。まずは1500・3000などで自己ベストを出せるようにして、トラックでも5000メートルやロードでも走れるようにして、チームに駅伝などで貢献できるよう頑張りたい」

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