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7月26日に迫ったパリオリンピック開幕に向け、日本人選手を応援し盛り上げるため、「サンデーLIVE!!」のスポーツコーナーでは「パリエエ〜ルモリアゲ〜ル」と題し、エールを送ります。第17回は、バレーボール女子日本代表の岩崎こよみ選手(35)です。初の五輪出場を目指す岩崎選手の武器について、古田敦也さんが聞きました。

■「セッターとキャッチャーは似ている」

バレーボールのセッターと野球のキャッチャーの共通点 この記事の写真

バレーボール女子日本代表最年長のセッター・岩崎こよみ選手は、古田さんとはシンパシーを感じているようです。

岩崎選手
「セッターとキャッチャーはすごく似ているなと思っていて、勝っても『ピッチャーすごい』『あのバッターすごい』。負ければ『あの使い方が…』みたいな。でも、やっぱり一番おもしろいポジションでもあるなと。セッターもキャッチャーも思うので」 「私はヤクルトファン」 古田さん
「僕のことをキャッチャーだと分かってくれているだけでも嬉しかったです」 岩崎選手
「大好きなんです。私はヤクルトファンなんで」 古田さん
「僕も野村克也監督(当時)によく怒られていましたから。『お前がアホやから負けんねん』って。そこで、いちいちアタッカーのせいにしたら、しょうがないから。いちいちピッチャーのせいにしていたら」

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■元アタッカーならではの武器「ツーアタック」

■元アタッカーならではの武器「ツーアタック」

アタッカーからセッターへ

チームの司令塔・セッターを務める岩崎選手ですが、実業団1年目まではアタッカー。175センチの長身です。

モリアゲ〜ルポイント「ツーアタック」

岩崎選手の特徴を活かしたモリアゲ〜ルポイントは「ツーアタック」。トスを上げると見せかけて、相手コートに返す意表を突いたアタックです。

岩崎選手
「元々、アタッカーからセッターに転向しているので、隙あらば点を取ってやろうという気持ちは持っている。ツーアタック」 古田さん
「(決まったときは)多分、素知らぬ顔をして『イェーイ』とやっていますけど、めっちゃ上がっている?」 岩崎選手
「めっちゃ上がっています!」 古田さん
「『やってやったわ!』みたいなね」 驚きのツーアタック

通常、トスを上げるふりをして相手の意表を突くのがツーアタックですが、元アタッカーの岩崎選手は通常のアタックも打つことが出来ます。

驚きのツーアタックを放つ岩崎選手の魅力を元ビーチバレーボール日本代表の浅尾美和さんが解説しました。

点数を取れるセッター 浅尾さん
「セッターが前衛の場合、アタッカーが2人になってしまいます。でも、岩崎選手は攻撃もできるので、相手はマークしなければならないですし、攻撃の幅が広がります」
「しかも、岩崎選手はブロックもできます。セッターはブロックの時に狙われがちですけど、本当に点数を取れるセッターで素晴らしいですし、心強い存在だと思います」

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■未だ果たせていない夢の五輪…家族と離れる覚悟

■未だ果たせていない夢の五輪…家族と離れる覚悟

眞鍋監督も期待

バレーボール女子日本代表・眞鍋政義監督も、岩崎選手に期待を寄せます。

眞鍋監督
「よく岩崎選手を取り上げてもらった。それが嬉しくて。復活して今年3年目ですけど、1年目も2年目も(代表に)選ぼうと思ったんですけど、子どもが小さいんですよ」 古田さん
「そうですよね。結婚されて」 眞鍋監督
「今回、やっと3歳になるからと言うので、本当に良いです」 一児の母…代表復帰

3年前に男の子を出産した岩崎選手は、一児の母でありながら代表復帰を果たしました。

古田さん
「覚悟を決めて入ってきたJAPANだったんですけども」 岩崎選手
「代表にまた呼んでもらって、正直ちょっと来るか悩んだんですよ。やっぱり子どもも小さいですし、家族のサポートなしでは出来ないですし、『可愛い可愛い息子を置いて覚悟決めて出来るかな』とちょっと考えた時もあったんですけど」

「『行かない』という選択をしてしまったら、次の世代に出産して復帰して代表レベルでやりたいという人にとって、貢献できないというか、そういう気持ちがあったので。若い選手がちょっと自分事として考えてもらえれば良いかなと思います」 夢の五輪へ

20歳で代表デビューした岩崎選手ですが、未だ果たせていないのがオリンピック出場。家族と離れる覚悟を決め、代表に戻ってきました。

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■“母ちゃんカッコイイ”息子に思ってもらいたい

■“母ちゃんカッコイイ”息子に思ってもらいたい

最愛の息子との癒しの時間

そんななか、癒しの時間となっているのが最愛の息子とのテレビ電話です。

岩崎選手
「あ、出た。いたいたいた、おーい、保育園楽しかった?」 息子
「楽しくなかった」 岩崎選手
「えー何で?」 息子
「怪獣がいないんだから」 岩崎選手
「怪獣がいなかったから?」 “カッコイイ母ちゃん”

岩崎選手は、最愛の息子から元気をもらっています。

岩崎選手
「毎日出来ることが増えたり、どこで覚えてきたのその言葉?みたいなこと言ったり、すごく可愛い時期なので、ずっと一緒にいたい気持ちもありますけど。子どもにとって『母ちゃんカッコイイな』と思ってもらえるような母親になりたいですし」 古田さん
「カッコイイ母ちゃんというのが良いよね」 岩崎選手
「叶わなかった五輪出場っていうところが自分次第で掴める位置にいるので、母としても選手としても成長出来るように、一日一日を本当に大事に過ごしていきたいなと思っています」

(5月12日放送「サンデーLIVE!!」より)

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