神戸2-1町田(13日、サッカー明治安田J1リーグ)
昨季のJ1王者である神戸が、J1初挑戦の町田に貫禄を示した。前節を終えて首位に立っていた新顔との激闘を2-1で制し、吉田監督は「相手を研究して対策したことを、選手がピッチで表現してくれた。チーム一丸で勝ち点3を取れた」と振り返った。
前半45分に宮代のドリブルから好機を作り、ゴール前のこぼれ球を大卒ルーキーの山内が押し込んで先制する。後半44分には、CKから武藤が左足で豪快にたたき込んで追加点。後半ロスタイムに1点を許したものの、プロ初ゴールの山内は「チームにとって大きい先制点だった」と笑顔で勝利を喜んだ。
7日の横浜M戦で負傷したエースの大迫と、退場処分を受けた守護神の前川が不在という攻守の穴をチームで埋めた。山内とGK新井は今季初先発。指揮官が「チームを救ってくれた」とたたえた新井は、「試合感覚を取り戻しながら仕事はできた」とうなずいた。
連覇に挑む今季は連勝がない。王者として徹底的にマークされる中での戦いは容易ではない。それでも「チームに一体感があって次につながる試合」と初瀬は手応えを口にした。注目を集める町田撃破を起爆剤に、J1の主役へ躍り出る。(奥山次郎)
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