愛知県半田市で3日、300年以上の歴史があるとされる神前(かみさき)神社の祭礼「亀崎潮干(しおひ)祭」が開幕した。祭りは国の重要無形民俗文化財に指定され、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録されている。
午前10時過ぎ、精巧な彫刻や豪華な刺しゅうの幕などで飾られた山車(やまぐるま)5台が亀崎海浜緑地に集結。勇ましい掛け声とともに1台ずつ海辺にひき下ろされた。水際に勢ぞろいした雄姿を、大勢の見物客が写真に収めていた。
昼には祭り広場に山車が整列し、からくり人形も奉納された。
山車の海浜へのひき下ろしは4日も予定されている。同祭保存会によると、潮位の状況を見て実施を判断するという。【兵藤公治】
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