日本三大和紙の一つ、美濃和紙の産地として知られる岐阜県美濃市で13日、「美濃まつり」が開幕した。ピンクに染めた和紙で飾り付けられた花みこしが、江戸時代の商家が残る「うだつの上がる町並み」を勇壮に練り歩いた。
大小24基の花みこしには、それぞれに、長さ約2~4メートル以上の「しない」と呼ばれる竹約300本が取り付けられ、桜の花に見立てた和紙約10万枚が飾られている。
太鼓や笛などの音が響く中、担ぎ手が「オイサー、オイサー」と威勢のいいかけ声を上げながら練り歩くと、みこしのしないが鮮やかに揺れ動き、町を桜色に染めた。
今年は、広岡町交差点での「総練り」が5年ぶりに復活。複数のみこしが交差点内で共演し、詰めかけた観衆たちを魅了した。14日は山車(やま)と練り物が披露される。【兵藤公治】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。