美濃まつりが開幕し、5年ぶりに復活した花みこしの「総練り」=岐阜県美濃市で2024年4月13日午後0時39分、兵藤公治撮影

 日本三大和紙の一つ、美濃和紙の産地として知られる岐阜県美濃市で13日、「美濃まつり」が開幕した。ピンクに染めた和紙で飾り付けられた花みこしが、江戸時代の商家が残る「うだつの上がる町並み」を勇壮に練り歩いた。

 大小24基の花みこしには、それぞれに、長さ約2~4メートル以上の「しない」と呼ばれる竹約300本が取り付けられ、桜の花に見立てた和紙約10万枚が飾られている。

 太鼓や笛などの音が響く中、担ぎ手が「オイサー、オイサー」と威勢のいいかけ声を上げながら練り歩くと、みこしのしないが鮮やかに揺れ動き、町を桜色に染めた。

 今年は、広岡町交差点での「総練り」が5年ぶりに復活。複数のみこしが交差点内で共演し、詰めかけた観衆たちを魅了した。14日は山車(やま)と練り物が披露される。【兵藤公治】

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