工房「鷹山」で作られたヘビの置物=山形県米沢市で2024年12月20日、竹内幹撮影
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 山形県米沢市の伝統工芸「笹野一刀彫」による来年のえと「巳(み)」にちなんだヘビの置物作りが最盛期を迎えている。

 笹野一刀彫は米沢藩主・上杉鷹山が農家の副業として奨励した。タカを彫った「お鷹(たか)ぽっぽ」が有名だ。

 米沢市内の工房「鷹山」では地元産のコシアブラやエンジュの木をサルキリと呼ばれる独特の刃物で丁寧に削り、「巳」の字体をイメージした白蛇を模した置物を作っている。

 「白蛇は縁起物で金運の象徴。来年は景気のいい年になれば」と7代目の戸田賢太郞さん(41)。来年1月中旬までに長さ7・5~20センチの置物を500~600個ほど作る予定だ。【竹内幹】

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