19日に秋田県横手市の住宅街にある柿の木の周辺で目撃されたクマ1頭は、引き続き近くの林にとどまっているとみられています。20日も2度姿を見せて柿を食べるなどしていて、警察が付近を警戒しています。
19日、横手市追廻の住宅近くで、体長約1メートルの成獣とみられるクマ1頭が相次いで目撃されました。クマは柿の木に登ったり斜面の雪を掘ったりするなどし、その後近くの林へと姿を消しました。
20日になり、クマは未明から朝にかけて少なくとも2度姿を見せ、柿の実を食べるなどしていて、再び林の中にとどまっているとみられています。
付近の住民は、「怖い。この辺りにクマはよく出るが、住宅街に入ってきたことはなかった。散歩道なので危ない」と不安な様子を見せてました。
近くにある横手高校では、警察官が警戒する中、生徒が足早に登校していました。学校は19日、生徒や保護者に対して登下校時に現場近くを通らないよう呼びかけました。
林の周辺は雪が積もり、箱わなが設置できないため、引き続き警察がクマの動きを監視するとともに、住民に注意を呼びかけています。
一方、20日午前9時15分に、潟上市昭和でクマの姿が撮影されました。犬がほえる先にいた1頭のクマ。柿の木の下で何かを食べていました。犬がほえ続けているとクマは立ち上がり、カメラの方をじっと見つめ、しばらくすると走り去っていきました。
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