沖縄県の南城市議会は19日、12月定例会の最終本会議で野党•中立会派の有志が提出した古謝景春市長に対する辞職勧告決議案を賛成少数で否決した。
辞職勧告決議案を採決する市議ら=19日、南城市議会内訳は賛成7、反対9。与党会派の1人と公明1人の計2人は退席した。
辞職勧告決議案は、古謝氏が元運転手女性に対する強制わいせつ容疑で書類送検されたことなどを踏まえ「混乱極まる市政の正常化を急がねばならない」などと訴えた。一方、与党会派は「検察が起訴したわけでもなく、確定した事実は何一つない」などと反対した。
県警は古謝氏を書類送検した際、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。一方、古謝氏は無実を主張している。
辞職勧告決議案に対する質疑を聞く南城市の古謝景春市長(右奥)=19日、同市議会鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。