外国人の在留資格に関わる日本語のテストで不正に替え玉受験を行った疑いで、ベトナム国籍の女2人が逮捕されました。
入管法違反の疑いで逮捕されたのはベトナム国籍のグエン・ティ・ジエウ容疑者(30)とヴォ・イェン・ニー容疑者(22)です。
■「日本語基礎テスト」替え玉受験の疑い
ジエウ容疑者は今月4日、ニー容疑者になりすまして、独立行政法人国際交流基金が実施する「日本語基礎テスト」を代わりに受験した疑いがもたれています。
「日本語基礎テスト」は外国人が特定の在留資格を得るために受ける試験で、警察によると、ジエウ容疑者は何らかの方法でニー容疑者から替え玉受験の依頼を受けたということです。
試験を実施する団体の関係者から「ベトナム人女性が偽造または他人名義の在留カードを所持している可能性がある」と110番通報があり、警察が逮捕に至りました。
■「別で替え玉受験を請け負った」と供述 余罪捜査
調べに対し、ジエウ容疑者とニー容疑者は容疑を認めていて、2人の間に面識が無かったことから、警察は仲介者がいるとみて捜査しています。
また、ジエウ容疑者は「別で替え玉受験を請け負ったことがあり、報酬に数万円受け取っていた」という主旨の供述をしていて、警察は余罪を調べています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。