記者会見するドジャースの大谷翔平選手=ソウル市内の高尺スカイドームで2024年3月16日、坂口裕彦撮影

 住友生命は17日、2024年の世相を表した「創作四字熟語」の入選作50点を発表した。最優秀作品には米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手がシーズン59盗塁、54本塁打を達成したことにちなみ「盗打随一」(当代随一)が選ばれた。

 従来の四字熟語をもじって創作し、この1年を振り返る。9~10月にインターネットやはがきで募集し、2万4311作品が寄せられた。歌人の俵万智さんが審査員を務め、入選作を選んだ。

 優秀作品には、米の品薄状態が続き、「店店枯米」(天手古舞(てんてこまい))▽石川県能登半島の地震や豪雨による「震労浸苦」(辛労辛苦)▽日銀のマイナス金利政策解除で「利子回生」(起死回生)▽米大統領選を争ったトランプ氏とハリス氏を漢字で表現した「虎針眈眈(たんたん)」(虎視眈々)――など9点が選ばれた。【妹尾直道】

 2024年創作四字熟語の入選作品は以下の通り。

最優秀

・盗打随一(当代随一)

優秀(9点)

・利子回生(起死回生)

・群雄割都(群雄割拠)

・店店枯米(天手古舞)

・無言退職(無芸大食)

・震労浸苦(辛労辛苦)

・闇罪対策(犯罪対策)

・虎針眈眈(虎視眈々)

・騎士奮迅(獅子奮迅)

・将真賞米(正真正銘)

入選作品(40点)

・貯卒投信(猪突(ちょとつ)猛進)

・破新総誕(臥薪嘗胆(がしんしょうたん))

・新紙一変(心機一転)

・郵重負担(優柔不断)

・被願賞受(悲願成就)

・初老偉業(諸行無常)

・地面師稼(四面楚歌(そか))など

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