三菱UFJ銀行の看板=東京都千代田区で2019年3月21日、曽根田和久撮影

 三菱UFJ銀行の元行員が支店の貸金庫から顧客の金品を繰り返し盗んでいた問題で、金融庁は16日、同行に対し、銀行法に基づく報告徴求命令を出した。

 同行の半沢淳一頭取らが午後3時半から東京都内で記者会見し、事案の概要や再発防止策を説明する。

 同行は11月22日、元行員が東京都内の2支店で貸金庫を無断で開けて顧客の金品を繰り返し盗んでいたと発表した。2020年4月から24年10月までの約4年半で約60人が被害に遭い、被害額は時価十数億円に上るという。元行員は11月14日付で懲戒解雇された。【竹地広憲】

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